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事案の概要
依頼者は、幼稚園児の子を持つ妻で、精神的に不安定な夫との離婚を検討していました。
自宅での離婚の話し合いの最中、激高した夫から暴力を振るわれたため、その翌日から、
子を連れて別居を開始しました。
依頼者は、別居後、当事者同士で離婚条件を話し合おうとしましたが、夫の暴力が不安で、
弁護士に依頼することにしました。
当事務所の対応
依頼を受けた弁護士は、相手方に対し、離婚の条件を明示した書面を郵送し、離婚条件の
交渉に入りました。
夫は、妻側が弁護士を依頼したこともあり、離婚自体には応じる態度になりましたが、離婚後に子どもとの面会交流を実施できるかどうかという点に不信感を抱いており、離婚にスムーズに応じられないという態度でした。
そこで、弁護士の提案で、離婚前に、子どもと夫との面会交流を試験的に実施することにしました。
試験的面会交流を無事に実施することにより、夫も不信感がなくなり、離婚条件がまとまりました。
結果的に、本件では、依頼を受けてから約2か月でのスピード解決となりました。
担当弁護士の所感
離婚する際には、親権・養育費・面会交流・財産分与をはじめとして、多くの離婚条件を決める必要があります。
そもそも夫の暴力が怖くて話し合いができない場合もありますし、話し合いをしても膠着状態になり、解決に至らないまま時間が経過してしまう場合も多々あります。
しかし、弁護士がアドバイスをすることや、相手方と交渉することにより、スムーズに解決に至るケースも数多くあります。
本件は、弁護士に早めにご依頼いただき、スムーズに解決することができた事案です。
離婚の話し合いが膠着状態になり、話が進まなくなってしまった場合には、一度弁護士にご相談になることをお勧めいたします。(担当弁護士 江幡賢)
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掲載日2024年9月26日