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事案の概要
依頼者である男性は、既婚者の女性と不倫関係になりました。
依頼者が相手の女性との肉体関係を持った回数は少なかったのですが、相手の女性は、依頼者の不倫関係が原因で妊娠し、依頼者との不倫関係が、女性の夫に発覚することになりました。
女性の夫は、弁護士を依頼して、依頼者に対し、高額な慰謝料を請求してきたため、依頼者から相談を受け、代理人として交渉を担当することになりました。
解決の経緯
女性の夫は、自分の妻が妊娠させられたとして、依頼者に対して高額な慰謝料を請求してきました。
それに対しては、妊娠が依頼者との行為によるものであるか否かが不明であることや、不倫期間が短かったことなど、依頼者にとって有利な事情を主張し、交渉を継続しました。
結果として、相手の請求額から大幅に減額した金額で示談することができました。
担当弁護士の感想
不倫の場合には、相手の配偶者とこちらとの関係は、こちらが加害者、相手が被害者という関係になってしまいます。
このように、相手方の被害者意識が高い場合には、相手方が感情的になったり、高額な慰謝料を主張してくるという事も多々あります。
そして、被害者意識の高い相手方と、直接自分で交渉をしてしまうと、余計に関係性がこじれたり、相手方とのストレスで日常生活に不安が生じるなどの場合も散見されます。
相手方から慰謝料を請求される事態になってしまった場合には、弁護士にご相談になることをお勧めいたします。(担当弁護士 江幡賢)
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掲載日2024年5月16日