不貞慰謝料として夫と不倫相手から連帯して150万円を獲得した事例

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事案の概要

夫が同じ職場内の女性と不倫をしていることが判明しました。妻が不倫相手に対して慰謝料の請求などをしたところ、夫と不倫相手が弁護士に依頼をし、低額の賠償額を提示してきたことから、こちらも弁護士に依頼する必要があるとご判断され、当事務所にご依頼いただきました。

弁護士が行った業務

相手方の弁護士に通知を行い、慰謝料の増額交渉を行いました。依頼者の方は、裁判をすることは希望しておらず早期解決を望まれたことから、賠償額は150万円で合意することとしました。

不倫相手の住所を把握していなかったため、今後相手方からの支払いが滞った時に強制執行をすることができないリスクがありましたので、合意書の内容にきちんと相手方の現住所を開示するよう求め、相手方に応じさせました。

また、夫とも離婚することにしたので、協議離婚届の署名などもスムーズに行くようお手伝いいたしました。

担当弁護士の所感

不貞慰謝料請求については、早期の解決を目指すのか、それとも裁判をしてできる限り多くの賠償額を勝ち取るのかは、トレードオフの関係になるケースがあります。

本件では、依頼者の方が早期解決を強くご希望されましたので、実質的には1、2週間程度の交渉により解決することにしました。

短期間で依頼者の方の要望を結果に反映させることができ、とてもよかったです。
(担当弁護士 五十嵐勇)

掲載日:2024年5月1日